
自分の文章がどうも読みづらい
どうやって文章構成をしたら良いの?
わかりやすい文章を書くコツを知りたい
webマーケティングの会社でSEOライターをしている僕が、こんな疑問に答えます。
ぼくもブログを始めた当初やSEOライターとして文章を書き始めたことはとても悩みました。今でも本当にこの文は読みやすいのか悩むこともあります。
しかし、たくさん文章を書くことでわかりやすい文章の書き方が掴めてきます。
この記事では、文章を書き慣れていない人が、コツを把握できるようにわかりやすい文章を書くポイントやおすすめの本などを紹介します。
Contents
読み手にわかりやすい文章を書くポイント10選
わかりやすい文章の書き方として意識したいポイント
一文につき、ひとつの意味を持たせる
結論を先に書く
文章の全体像を初めに説明する
主語述語の位置に気をつける
接続詞を適切に使う
代名詞は極力使わない
漢字を連続して使わない
言葉の意味を意識する
論理的な構造に気をつける 3段論法
声に出したときに違和感がない
一文につき一つの意味を伝える
一文で一つの意味を伝える理由は、読み手が基本的に怠惰だからです。
複雑で読み手の負担になる文章は読みたくありません。意味を理解するのに努力を要する文章は避けます。
<読みにくい文章例>
読み手は基本的に怠惰なので、複雑で意味を理解するのに負担になるような文章を避け、一文で一つの意味を伝えるようにします。
一文で一つの意味を伝えることで、理解のしやすさが高くなります。
結論を先に書く
ブログなどwebサイトの文章は結論から先に書きます。
なぜなら、webサイトの検索ユーザーには自分の疑問や悩みを解消したい人が多いからです。
結論を先に書くための方法で、おすすめなのはPREP法です。
PREP法とは、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の順番で文章を構成する方法です。このフォーマットを守れば誰でも簡単に、ポイントを先に伝える文章を書くことができます。
PREP法についての解説記事▶︎PREP法とSDS法でカンタンに文章力をつける!ブログ執筆にも便利
文章の全体像を初めに説明する
全体像を最初に伝えるのは、読者の頭を整理して楽に読み進めてもらうためです。
こちらもおすすめのフォーマットがあります。Summary(要約)→Detail(詳細)→Summary(まとめ)の順番で構成するSDS法です。SDS法を使うと、記事の初めで文章の全体像を読者に伝えることができます。
その結果、読み手がどういう文章なのか理解しやすくなります。
主語述語を明確にする
日本語は、様々な言葉を柔軟に組み合わせることができる言葉です。
ですので、主語と述語がわかりにくくなってしまうことが多いです。特に主語と述語の位置に注意して、意識的に近づけることが大切です。ブログを書き終わったあとに、主語と述語が適切に対応しているか一度確認することをおすすめします。
接続詞を適切に使う
接続詞とは、
先行する語句や文節・文を受けて後続する語や文節・文に言いつづけ、それらのものの関係を示すはたらきをもつ語
(引用)goo辞書
のことです。
接続詞には文章と文章、語句同士のつながりを表す役割があります。
接続詞をなんとなく使わず、適切なものを使用して読み手が理解しやすいように心がけます。
代名詞は極力使わない
代名詞を避けるのは、読み手がどこから読み始めてもわかりやすいようにするためです。
とりわけ、webサイトは簡単にスクロールされて飛ばし読みされやすいです。最新の研究では、ユーザーが検索する平均時間はわずか76秒という結果もあります。
参照:How People Use Google Search (New User Behavior Study)
どこから読んでも、ユーザーがわかりやすいように「あれ」、「こういう」、「そのような」などの代名詞を使うのは避けましょう。
漢字を連続して使わない
ひらがなと漢字を適度に混ぜることで、読み手が理解しやすい文章になります。
漢字が続いてしまうことを避けて、ひらがなも折り混ぜましょう。
<ひらがなにしやすい言葉の例>
- 中で→なかで
- 辿り着く→たどり着く
- と言う→という
- 無い→ない
- 有ります→あります
言葉の意味を意識する
言葉や漢字の意味について意識するのは、読み手が誤解することを防ぐためです。
ライティングに慣れた人でもやってしまいがちで、僕も無意識に意味が違う単語や漢字を使ってしまうことがあります。
いわゆる誤記というものです。
何気なく使っている言葉はないか、ライティングして文章を見返すときにチェックしてみましょう。
文章の論理構造に気をつける
こちらは上級編です。
文章に説得力をもたせるために、論理構造に気をつけてください。
話の筋が通っている文章にするために便利なのが三段論法です。「AはBである。BはCである。よってAはCである。」というのが三段論法で、知っている人も多いでしょう。
文章や文のまとまり同士の意味が、きちんとつながっているか意識してみてください。
声に出したときに違和感がない
書き終えたあとに、文章を声に出して読むことも大事です。
音にしてみることで、言葉や文章のリズムがわかりますし、読みにくい箇所を見つけることができます。
文章を書き終えて、公開したり提出したりする前に一度自分で声に出して読んでみてください。
以上が、読み手にとってわかりやすい文章を書くコツです。
しかし、ただコツを理解しただけですと、実践できるようになりません。何度も文章を書き続けて慣れていくことで、わかりやすい文章を意識せずに書けるようになります。
ブログやコラムなどwebライティングで意識する3つのポイント
続いて、ブログやコラム、オウンドメディアなどwebライティングに特有の守るべきポイントを3つ紹介します。
意識するのは下記の3点。
- ユーザーが満足する内容にする
- オリジナリティを持たせる
- 専門領域について書く
順番に解説します。
ユーザーが満足する内容にする
ブログなどwebライティングで最も重要なのは、検索者の疑問や悩みに答えることです。
検索キーワードを入力して、せっかくやってきたページに自分が気になることが全く書いていなければ、ユーザーはすぐにそのページを離れます。
ページを見た時に、このサイトを見て良かった、わかりやすかったと思われる内容にしてください。ユーザーが満足するというのは、Google検索エンジンで上位に表示されるためにも重要です。
Google検索エンジンはユーザーの役に立つことを追求しています。ユーザーのためにならない内容の文章は、検索結果で上位に表示されなくなります。
必ずユーザーが満足する文章にしてください。
オリジナリティを持たせる
2つめに大事なのは、自分が書いた記事にオリジナリティ(独自性)を持たせることです。
Google検索エンジンには情報が溢れています。すでにある記事と同じ内容を書いても、有益では無いと判断されて、上位表示されることはほとんどありません。
自分なりの意見や考えを付け加える、今までの記事にはない情報を入れる、取材するなどして、オリジナリティを出してください。
この記事では、最後の章に自分がおすすめする本と人物を紹介したり、最新の検索傾向を入れるなどしてオリジナリティを出しています。
専門領域について書く
専門分野について書くことは、読者から信頼を獲得するために重要です。
自分が経験したことや専門的なことについて書くようにしてください。その道を極めている方であれば、webライティングをすることでびっくりするくらい反応があるかもしれません。
また、ブログで書いていくテーマを決めるときに気をつけるべき点があります。それはYMYL領域は避けるということです。
YMYLとは、Your Money or Your Lifeの頭文字をとった言葉で、お金や健康、安全などに関わる分野を意味しています。
Googleは、金融や医療、健康、法律、公的情報など専門的な知識とスキルを要するコンテンツは、検索品質のガイドラインを守って書くことを推奨しています。
知識や専門性が無いのに、個人的にYMYL領域についてブログを書くのは避けましょう。
以上、webライティングで意識することについてまとめました。
わかりやすい文章を書くためにおすすめの本やブログ
最後に、わかりやすい文章の書き方を学べる本や参考になる本を2つ紹介します。
『沈黙のWebライティングーWebマーケターボーンの激闘ー』
webライティング初心者がわかりやすい文章の書き方を知るのに、最もおすすめの本は、『沈黙のwebライティングーWebマーケターボーンの激闘ー』です。
分厚めの本ですが、ストーリー仕立てになっており、わかりやすい文章を書くコツが詳しく解説されています。
また、わかりやすい文章の書き方の他に、webライティングで必要なSEOを意識した文章の書き方も紹介されています。
何冊も本を読むよりも、この本を1冊読むだけでwebライティングで重要なポイントを理解できます。
Amazonなら、無料で試し読みができるので気になる人は読んでみてください。
▶︎沈黙のWebライティング —Webマーケッター ボーンの激闘—
マナブさんの『億を稼ぐ積み上げ力』
続いて、おすすめなのがマナブさんの『億を稼ぐ積み上げ力』という本です。
マナブさんは、ブロガー界隈ではとても有名な方です。1,000日以上毎日ブログを更新するなど、webライティングするならこの人から勉強すべきという方です。
そのマナブさんが『億を稼ぐ積み上げ力』出版されました。この本を読めば、わかりやすい文章とはどういうものなのか、身をもって知ることができます。
中身はわかりやすい文章を書く方法について解説しているわけではありません。ですが、webライティングを極めたマナブさんの技術が詰まった一冊になっています。
わかりやすい文章ということはもちろん、読者の共感の引き出し方なども勉強できます。
これからライティングをしたい方は、ぜひ読むべきです。マナブさんの生き方も参考になります。
▶︎億を稼ぐ積み上げ力
気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
- わかりやすい文章の書き方
- webライティングで意識すること
- webライティングを学ぶためにおすすめの本
を紹介しました。
繰り返しになりますが、大切なことは何回も文章を書いて慣れることです。
わかりやすい文章を書けるようになりたい方は、コツを理解してたくさん文章を書くようにしてください。