「瀬戸物」(せともの)という言葉の由来になっている陶器のまち、瀬戸。名古屋市から約20kmとアクセスしやすい瀬戸は、都市と自然のバランスがとれた街です。そんな瀬戸に旅行したとき、古民家を改装してできたゲストハウス「ますきち」というところに泊まってきました。明治時代に建てられた築140年の建物は、単に宿泊先として利用するだけでなく、宿泊自体を楽しめるゲストハウスでした。今回はその魅力を紹介します。
この記事はこういう人におすすめ
- 県外から旅行にきて、愛知県を楽しみたい人
- 愛知県に住んでいて、プチ旅行を考えている人
- 交流や出会いを求めている人
- 古民家や陶器について興味がある人
せとものの由来となった陶器のまち「瀬戸」
瀬戸市は、名古屋市から北東約20km、尾張の北東部に位置する陶器の街です。「瀬戸物」(せともの)という言葉の由来となったこの街は、やきものやガラスの原料となる土が豊富にある地域のため、やきもの業が発展しました。日本遺産のこの街には、日本だけでなく、世界中から観光客が訪れます。
明治時代の古民家を改装してできたゲストハウス「ますきち」
そんな瀬戸の街にある「ますきち」は、140年前の明治時代から残る古民家を、オーナーさんが改装したゲストハウスです。当時の雰囲気を残したまま、ゲストハウスにしたいという想いで、家をつくった経験がないなか、オーナーさんが手づくりでつくられました。建物は、140年前の当時から使われていた板や家具を再利用したり、瀬戸の陶器を使ったりと、細部の細部まで凝ってつくられています。
建物自体に趣きがあるので、泊まるだけでも素敵なのですが、ゲスト同士で交流を楽しんだり、ゆっくりくつろぐことのできる施設も「ますきち」の素晴らしいところです。
共同キッチンでは、せとの陶器を使って、一緒に出会った人と料理を作れます。
居間では、木の暖かい雰囲気を感じつつゲスト同士で談笑したり、本を読んだりして楽しむことができます。夜は『持ち寄りバー ます基地』としてお酒を飲みながらゆっくりできます。もう最高です。
その他にも1人になりたいときは廊下のハンモックで中庭を見ながら静かになれる空間があったり、庭で日向ぼっこをしたりと、交流を楽しみたい人も、ゆっくり1人でくつろぎたい人も、どちらの欲望を満たしてくれるとても素敵な空間になっています。
瀬戸の街を楽しむ
朝やお昼には近くの商店街などで瀬戸を味わうことができます。僕が旅行したときは時間が足りなくて楽しみきれなかったので、写真を載せるだけにします。皆さんも実際に行って楽しんでみてください。
「ますきち」の基本情報
HP:https://seto-masukichi.com/facility/
MAP:
予約:http://seto-masukichi.com/reserve/
営業:基本的に金・土・日のみ
アクセス:名鉄尾張瀬戸駅から徒歩約8分