どうも、たつおです。
先日自分のパソコンのデータを整理していたら、こんなものが見つかりました。
「休学理由書.docx」・・・
なんだこれ?と思いファイルを開いてみると、自分が大学4年生になる前、海外インターンに行くことが決まり、休学を認めてもらうために学部に提出した理由書でした。
読み返してみると、懐かしくてブログのネタになると思ったので公開します。笑
休学前の当時の不安や葛藤も振り返るので、もしかしたら阪大で休学しようか悩んでいる人のお役に立てるかもしれません。
休学理由書
休学理由書
法学部国際公共政策学科
3年 山崎達夫
学籍番号 ーーーーーー
作成日 2015年2月12日
平成27年3月中旬より平成28年1月末(予定)まで、海外インターンシップを行うため、平成27年4月より平成28年3月末まで、本学を休学することを希望します。
海外インターンシップの内容は、上記の期間、カンボジア王国シェムリアップ州にある、ーーーーーーーーーーーーーーーーのカンボジア事務所を拠点とし、私自身の職業訓練と現地におけるーーーーーーの女性の自立支援を図る、ーーーーーーーーーーーー業務サポートを行うものであります。よって、インターンシップ期間中は、本学の講義を受講することができず、修学が困難となるために、1年間の休学を希望いたします。
私自身が海外インターンシップをするに至ったのには、2つ理由があります。
1つ目は、現地で活動するNPO法人で職業訓練を行うことにより、本の中ではなく、実際に貧困に苦しむ人々がどのように生活しているのかを知ることができ、貧困に苦しむ人々を救うときに、何が必要なのかを肌で学ぶことができると考えたからです。これは、本学部の国際公共政策学科で学んだことを生かす場でもあり、外国語運用の能力向上にもつながります。私は将来、UNHCRといった国際機関で働きたいと考えています。学生の間に、国際協力や開発援助といったフィールドで、加えて、現地の住民とより近くで、働くことのできる当インターンは、私の将来の夢の実現に必ず貢献すると思います。また当NPO法人では、日本人だけではなく、現地のスタッフも存在します。彼らと一緒に働くことで、異文化の人とコミュニケーションする際に必要な能力も身につけることができると思います。
2つ目は、自分に自信をつけるためです。大学生活を3年間送ってきましたが、アルバイトなどの理由で、一つのものに全力を注ぐことができませんでした。今の自分にはこれをやりきったと胸を張って言い切れるものがありません。よって、自分に自信がありません。しかし、社会に出る前に、インターンシップというもの一つのことにすべてをかけてやり抜くことで、自分に自信をつけることができると思います。そして、実際に働いた後に復学することで、学びが現実に伴ったものになり、より深く本学の学びをすることができるようになると思います。
以上が、私が休学を希望し、海外インターンシップを行う理由です。
休学することを決めた経緯
この理由書とともに、インターン先の受け入れ証明書を提出し、教授会で検討してもらい休学できることが決まったという記憶があります。(定かではありませんが。。) 休学をさせてくれた学部・学科に感謝ですね。
さて、実際に私が休学して海外インターンするに至った理由について説明すると、
- もともと海外で働くことに興味があった
- 就活を控えなんとなく就活を始めていいのか不安があった
- あるYoutubeの動画に感銘を受けた
この3点にあります。
高校生の時から、なんとなく海外に興味があり海外志向の強い学部に入学することになりました。今振り返ると、日本に留まるのではなく世界に出てみたいという思いが強かったのではないかと思います。そして大学に入るとあっという間に時は流れ、3年生の秋を迎えたんですね。周りのみんなが就活ムードの中、自分はこのまま就活していいのだろうかという悩みがありました。せっかく、留学で海外に行く人が多い所に来たのに、自分は何もしていない。そう考えていた時にたまたまYoutubeで、Apple創業者スティーブ・ジョブズのスタンフォード大学卒業式での「伝説のスピーチ」の動画を観ました。
このスピーチでスティーブ・ジョブズは、「他人の雑音で自分の心の声がかき消されないようにしてください。最も大事なのは自分の直感に従う勇気を持つことです。直感はあなたが本当に求めることを分かっています。それ以外は二の次です。」こういう風に話していたんですね。
このスピーチに感銘を受けた僕は、どうにか自分でも海外に行ける方法を探しました。そうして見つけたのが、休学して海外インターンするという選択肢でした。
観たことない人はぜひ観てください。
休学への不安と葛藤
ただ、海外インターンの選択肢ができたからといって、自分の中から不安がなくなる訳ではありませんでした。正直にいうと、実際にインターンが決定するまでの方が、悩みが大きかったです。1年休学しても就職できるかなーとか、戻ってきた時に友人がいなくなって寂しくないかなとか、親に迷惑かけるなーとか、そういう悩みは尽きず消えることはなかったです。本当に自分が行けるのかなみたいな不安と期待の両方を感じつつ、暗闇を進んでいく中で、なんとかインターンが決まりました。当時は本当に大丈夫かなーと何回も感じたことを覚えています。
実際に休学してみて
実際に休学してみると、周りの目は気にならなくなりました。むしろ、海外で働くことができた自分に自信がつきましたし、復学後は休学前に悩んでいたようなことは起こりませんでした。友人が少なくなったのは事実ですが、留学で1年長く大学にいる人が多かったので、そこまで寂しくはありませんでした。
当時の悩みは取りこし苦労で、今は休学してよかったと思えているので良かったと思います。
休学を考えている方にとって、就職やお金、復学後のことなどいろいろ不安はつきないと思いますが、自分を信じて思い切って休学して欲しいと思います。こんな自分でも休学することができたのだから、皆さんでもできると思います!